「失礼します。大佐、先日の…」
「しーっ」
勢いよくドアを開けて 入ってきたのはホークアイ中尉。
「中佐…?」
入るなり 唇に人差し指をあてる形で 言葉を遮ったのは、。
ソファーに座るの 示す先には、執務用の椅子の背に、
深く寄りかかって眠るロイ。
「ここのところ 残業が続いたろう?疲れが溜まってしまったらしくてね。」
「そう…ですか。」
「中尉、悪いんだけど、30分ほど 待ってやってくれないか。」
ロイを見ながら話すの、
その 他の誰にも向けられることのないだろう、優しい眼差しを、
当然のように受けるロイを 少しばかり 羨ましく思いながら、
「わかりました。後ほど、また来ます。」
中尉は そう言って 出て行った。
ぱたん、と ドアが閉まると、は おもむろに立ち上がり、ロイに近づく。
「寝顔は…無邪気なんだよな。」
くすり と 笑って、その額に ちゅっ と、キスを落とす。
「おつかれさま。」
☆Thank you...☆