「ーっ」
授業間の10分休み、教室でしゃべっていると、ジローが やって来た。
「んー、何?」
「辞書貸して!国語のやつ!!」
「また 忘れたのか?ジローってば 忘れ物 多すぎ。」
と、文句を言いながらも、ほい、と 辞書を差し出す。
「さんきゅ !」
ばたばたと 走っていくジロー。
「ったく、毎日毎日 よく来るよなぁ…。が 甘やかすからじゃねぇ?」
一応 の恋人 やってる俺が ここにいるんだから、ちったぁ 気にしろよな…って 話だ。
「どうしたのさ、亮。」
「あれ、絶対 に会いに来てんだぜ。」
「ジローが…?」
首を傾げたが、ふと 笑い出した。
「…何だよ。」
「亮、それって…しっと?」
「なっ!ばっ!ちがっ…!!」
くすくす笑い続ける。
あーもー…激ダサだぜ…。
☆Thank you...☆