朝 目が覚めると、昨夜 一緒に寝たはずのの姿が隣になかった。
キッチンにいるのだろうと 覗いてみれば案の定。
「おはよう、」
「あ、ロイ。おはよ。」
朝食の用意は 既に できていて、
「珍しいな、が 私より早く起きているなんて」
「誰のせいで 起きられないと思ってるんだ…」
その手には、スライスされた フルーツ。
「、それは?」
「ああ、コレ?レモンだよ。…食べる?」
「もらおう。」
はい、と差し出されたそれを1枚、つまんで口に含む。
「………すっぱい…」
じん、と 広がる すっぱさに、思わず顔をしかめたら、
くすり と 笑ったが、
「じゃあ、口直し」
と、キスをくれた。
今まで酸味を感じていたせいか、
それは とても 甘かった。
☆ Thank you ☆