書類へのサインを 一段落させて、息抜きがてらに 窓から外を眺める。
「…」
外では、が ブラックハヤテ号と じゃれていた。
「まったく…元気の良いことだな。」
3つしか離れていないはずなのに、ああいうところは まるで子どものようだと思う。
本人に言ったら 機嫌を損ねてしまうのは 目に見えているから 口には出さないが。
しばらく見ていると、は 疲れたのか 木陰に座り込んだ。
そんなに、ブラックハヤテ号は 猶も遊んでくれと言うように
じゃれついていき、その頬を舐めた。
は、くすぐったそうに身をよじりながら、それでも 笑って受け入れている。
「っ…」
くるりと 踵を返し、部屋を出ようとしたら、
「どこへ 行かれるおつもりです?大佐。」
ホークアイ中尉に 見咎められてしまった。
「書類は まだ、半分ほど残っていますよ。」
「………」
すごすごと 机に向う。
犬に舐められているに、欲情してしまった とは言えないからな…。
仕方がない。今日は を 我が家に招待するとしようか。
その後、誘って「今夜“も”だろ!」と、突っ込みを 食らったのは、言うまでも無い。
Thank you☆