「んー…ちっとキツいなぁ…」
膝が胸に付くほどに そのしなやかな体躯を折り曲げて、
正面から男を受け入れているのは、 。性別男。
「お前なぁ…んな冷静に言われたら 萎えるだろーが。」
一方こちらは、の内に身を沈めている男、次元 大介。
「ちょっとくらい萎えてくれた方が 俺は楽かも。」
「………。」
「年の割りに元気すぎ…あっ」
「何だ その年の割りにってのは。」
あんまりな言われように(聞きようによっては褒め言葉にも取れるが)
次元は少しばかり むっとして、を強く揺さ振る。
「あっ…ちょっ やだ…!苦し…ってば!んっ」
「イイ、の間違いだろ?ここを こんなにして。」
「ぅあっ」
囁かれながら、震える自身を握り取られてしまえば、の若い身体は
素直に反応を返し、内部にいる次元を 悦ばせる。
「ん。いい声だ。」
満足そうに呟くと、次元はを追い上げにかかった。
ぐいぐいと押し込んで、の内壁を味わいながら、
に快感を流し込んでいく。
次元のセックスは甘い快楽の果てにを追い詰めた。
「さ…すが、年の功…っっ」
「…この期に及んで、このガキは…っ!」
「あっあぅっ…んーっ」
追い詰められてなお口の減らないを、最後の一突きとばかりに
きつく突き上げて 次元は、その内に白濁を吐き出す。
同時にも、びくびくと軽く痙攣を起こしながら果てた。
「はー…つかれた…」
くったりと身体を投げ出すから自身を引き抜いて、
次元は呆れたように目を眇める。
「お前な、普通はヤる方のが疲れるんじゃねぇのか?」
「しらなーい。」
「知っとけ。」
これだからガキは、と ぼやくと、が むっとしたように次元を見た。
「ガキガキってね、俺だって もうハタチ…んぅっ」
最後まで言わせず、次元はの口を 自らの それで塞いだ。
「うるせぇよ。もう寝ちまえ。」
唇を離して、の髪を ひと撫ですると、次元は起き上がってベッドを降りた。
「ん…どこ行くの?」
「あ?ああ、シャワー浴びてくる。」
「あ、ずるい。俺もっ」
一緒に連れて行けと が腕を伸ばす。
「来たけりゃ来ればいいだろう。」
「無理。腰立たない。」
だから抱いて連れて行け、と言うのだ。
「じゃ、諦めろ。」
「次元が出したの、入れたまま寝ろって?」
「……はー…わかったよ。ほら、お姫さま。」
溜息を吐いて 次元がの腕を取ろうと手を伸ばす。が、
今度はの方が手を引っ込めてしまった。
「…何だよ。」
「俺、姫じゃないし。」
「ったく この…っ!あー、もう…来い、。」
次元が諦めたようにの名前を呼べば、
は嬉しそうに腕を差し伸べる。
「ん。」
抱き上げられたは、ぎゅっと次元に抱きついた。
「甘えん坊。」
「へへっ」
「へへ、じゃねーよ。」
こんな子供に、しかも男に 本気になっている自分は、本当に一体 何なのか。
次元は、うっそりと溜息を吐くと、何?と見上げてきたに、
何でもねぇよと苦笑して、バスルームへと向かったのだった。
〜End〜
あとがき
公式設定年齢不明。………30代?
30代後半〜40代前半のつもりで書いてます。
もう年の話題はやめよう…(苦笑。
資料掻き集めに走りたい気は満々で。
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