・複数人による性的描写<主人公・忍足・跡部・滝・宍戸・向日・芥川>
・ぶっちゃけ「乱交」の「事後。」
・キャラ同士の絡み有。
・ただし、メイン以外は会話による描写のみ。
・メインのセックスは忍足と。
・滝・跡部・宍戸が参加。
・受/攻の区別無し。
・主人公総受ではないのでご注意を。
・完全リバ前提(忍足・滝・芥川は受描写無し)
・どエロかと思えば、なんとなくギャグ寄りかもしれない中途半端。
以上を読んで、嫌悪を感じる方、納得いかない方。
キャラ同士のBLがダメな方、特定カップリング以外受け付けない方。
主人公は受じゃなきゃいやだという方は、
ブラウザを閉じてお戻りください。
読んでやらぁ! と思った勇敢な貴方は、どうぞこのままスクロールして下さい。
それではみなさま、良い夢を。
「も……ムリ……っ」
ばふん、と背中からベッドへダイブする。
ごぷ、と尻からこぼれるのは、多量に使用したジェルローション。
精液なんて生臭いものが出てこないのは、お利口なことにちゃんとゴムを使ったから。
「ははっ、おつかれ」
「滝は元気だなぁ」
「だって僕ほとんど見てただけだもん」
「ずりぃ」
はい、と渡されたフェイスタオルは冷たく絞られていて、広げたそれに顔をうずめ
は、はふー、と息をついた。
「たーきー、ありがとー」
「どういたしましてー」
「こーら、まっぱで寝たらカゼひくで?」
今度は忍足が、お湯で絞ったタオルを持ってきて、の身体を拭いはじめる。
「あー、さんきゅ」
「いいえー」
「つうか、そんなカッコでいたら、宍戸あたりがまたサカるぜ?」
「ああ?そりゃぁお前の方だろ絶倫跡部!」
「まあ否定はしねえよ」
「しねーのかよ」
「こらそこ、漫才やってないでさっさとシャワー浴びてきなよ」
跡部と宍戸のやりとりを漫才と切って捨て、滝が2人を部屋から追い出す。
ダブルベッドの2つあるゴージャスな部屋。
跡部の別荘の1室である。
「あれ? 岳人とジローは?」
やけに静かだけど、とタオルに顔をうずめたままのが問えば、
「寝ちゃった」
苦笑をにじませた滝が隣のベッドを見ながら答えた。
正確には、すっかーと気持ちよく寝ているのはジローだけで、岳人は気を失うように
落ちた眠りであるために、少々安らかとは言い難い様子でベッドに沈んでいる。
「結局、は何回したん?」
の腕をとり、ころころと転がして上半身を拭きながら忍足が問う。
「ん? えーと、みんなと1回ずつで6回と……」
「まあ、そうだよね」
「跡部としてたら滝が入ってきて俺のを舐め始めて」
「だって宍戸をジローに取られたんだもの」
「ああ、んで、へろってた宍戸を襲いにいったらジローに襲われて」
そのまま3P、と言う声が笑っている。
宍戸を下にして、、ジローと3連結だったわりに、よりも宍戸が消耗してしまい
勘弁してくれと情けない声を上げていたのは、滝も聞いていた。
「で、そのあと休憩がてら忍足のとこ行って」
「休憩って……ヤってたよね?」
「忍足は2回目以降はゆっくりしてくれるから」
フリーでいたら誰に何されるかわかんないし、と呟くと苦笑しながらせっせと
を拭いている忍足を交互に見て、滝は溜息をつく。
「だったら僕のとこ来てくれればいいのに」
「だって滝は宍戸で遊んでたし」
「あー、そうだっけ」
「ぐったりしとる宍戸を容赦なくいじりたおしとったくせに」
上半身は拭き終わったらしく、今度はつま先からタオルを当てながら忍足がツっ込む。
「あーね、乳首がとがってて可愛かったからねー」
うっかり楽しくていじりすぎて泣かせちゃった、と滝はにっこり笑い
「泣き顔も可愛かったよ」
などと、宍戸が聞いたら憤死もののセリフを吐いてくれた。
「宍戸……生きててよかったな……」
「なにそれ、僕そこまで鬼畜じゃないって、ってそれより」
「ん?」
「僕が宍戸と遊んでるとき、に向日が乗ってた気がするんだけど」
「あ、そだ。忍足としてたらさ、背面座位だったんだけど」
「体位の説明はいらんっちゅーねん」
「もうそんなカタくならないってのに、岳人がのってきちゃって」
「え、入れたの?」
「入った」
「で、向日はノっちゃったわけだね」
ぐったりと眠る岳人を見やり、滝は、それじゃあ仕方ないなと笑う。
「そーそー、直前まで忍足としてたくせに元気だった」
「や、それが言うところじゃないし」
いちばん元気なのはお前だと、滝と忍足が中途半端にハモった。
「いや、だってほら、俺ってば出さなくてもイける子だし」
「そうそう、タっとらんのにイくもんな、ってオイ」
「出さなくなって、かなり疲れるものだと思うけど……」
あきれ顔を隠せない2人がつっこむのに、はへらりと笑う。
「ったく……ほら、拭いたるから尻出しぃ」
脚もきれいに磨き上げ、残るはそこだけになったらしい。
ぺち、とふとももを叩いて、にうつぶせになれと促す。
「ん? んー」
「なんや、んー、て」
今までころころと好きなように転がされていたくせに、と忍足が顔を覗き込めば
「なんかうずうずしてきた」
「は?」
の口から放たれたのは予想外にもほどがある台詞で。
「忍足がやらしー触り方するからだ」
「おま……人が耐えながら拭いたっとるっちゅーに」
「え、なに。忍足がまんしてたの?」
言ってひょいと起き上り、は、どれ、と忍足の股間に手をのばした。
「おお、元気だね」
「どこのおっさんやお前は」
「まあまあ忍足さん、せっかくたってんだから、がまんとかもったいないことしないで」
「さっき、もうムリとか言うたんどこのどいつや」
ぺい、との手をのけて、あきれたように息をつき、立ち上がろうとした忍足だったが、
「うおっ」
のし、と後ろから体重をかけられ、べしょ、との上にダイブした。
「何すんねん! こら滝!!」
「やー、楽しそーだから僕もまぜてほしいなって」
「じゃー、滝のは舐めたげる」
「やった」
「ちょおまてお前ら、つーかどけこら滝」
「いーやー」
「はなさなーい」
「子どもか!」
うしろには滝、前には(しかもはだか)。人肌ってええなぁ、などと
ちょみっと感じながら、じゃれる2人を引きはがそうとがんばる忍足。
「えー、忍足……子どもにあんなことすんの?」
あんなこと、と言いながらの手が忍足のふとももを撫で上げる。
「うーわぁ、忍足ってばキチクー」
「お前に言われたないわ」
悪ノリする滝につっこむ忍足はそろそろ疲れてきたようで。
「あーもう、離れえっちゅーに」
「離れたら入れてくれる?」
「あほか」
「あほだもん」
「うん、はあほだよね」
「滝ひどい」
「お前らどっちもひどいんやて、そろそろわかれ」
忍足は自分の忍耐の無駄さかげんに、深く深く溜息をついた。
※ ※ ※
「あ……ん、忍足、ほんとにがまんしてたの?」
「ん?」
「だっ……て、すごい、かたい、ん、だけどっ」
四つん這いで忍足を受け入れながら、予想外の硬さにがうめく。
「もうガっつくほどの元気はあらへんよ。安心しぃ」
「んん、べつに、がっついてくれても、いいけどね」
「あほ」
言ってぺち、と尻を叩くと、はくすくすと笑って、滝の脚の間へ手をのばした。
「滝のってきれーだよねー」
「そ? 僕はのの方がスキだけどなぁ」
「えー、滝ののがおいしそーだってば」
「なんつー会話しよんねんお前ら」
きゃっきゃとまあ、まるでいつぞやファミレスの近くの席にいた女子高生がやっていた
乳談義のような会話に、忍足はげんなりと息をついた。
「ケンゼンな男子中学生ですからー」
「それのどこが健全か、30字以内で説明しやがれ」
からからと笑ったの声に冷たい声を投げたのは、シャワーから戻った跡部。
「ん? どこって……欲求に正直なとこ? つか30字って多くね?」
「アホ」
「みんなそれ言うね、って……宍戸どしたの?」
みんなしてアホアホ言うからホントにそうなっていってるんじゃないのかなぁ、と
思いながら目を向けた先、は、なんだかヘロヘロしている宍戸を見つけた。
「そこの絶倫ヤローに聞いてくれ」
「自分の胸に聞けとよ、」
「いや、俺じゃないでしょー、否定しなかったじゃない、絶倫アトベくん」
「古い話をひっぱり出すな」
「ついさっきでしょうよ」
「つうか、んなカッコでよくのんきに会話してられるな」
「ん? 気持ちイイよ? 滝のすっごいさわり心地いいし」
「の手もすごく気持ちいいよ」
「へへ。ありがと、滝大好きー」
「この状況について、何か思うところはねぇのか忍足」
「ん? あー、可愛えなぁって」
「……そうかよ」
「で? 絶倫アトベくんは、かわいー宍戸くんに何したの」
あきれる跡部をスルーして、がにたにたと笑いながら問うた。
「あ? ケツに入れて出さして、ケツに突っ込んで出した」
「主語がないとさっぱりわかんないんだけど」
「めんどくせーな」
「めんどくさがんな」
「宍戸のをケツに入れて出さして、宍戸のケツに突っ込んで出した」
フン、と鼻で息をつき、これでいいかと睨み下ろす跡部を、・滝・忍足は
ぽかんと見上げ、
「いやーっ、絶倫跡部!」
「宍戸災難」
「どんだけキチクやねんお前」
3人そろって、どんびきだー、と叫んだ。
「うるせえ黙れ……あ? どうした忍足」
「……しめすぎ……」
叫んだ拍子にそこに力が入ってしまったらしい。
ぷるぷるとふるえる忍足を、跡部が白けた顔で眺める。
「わー、ごめん忍足! 忘れてた!」
のセリフに、今意識のある全員の頭を、どんだけ〜、と少々ゴツい
おネエさまが通り過ぎて行った。
「って器用だよね」
「ただアホなだけだろ」
「あわれ忍足……」
「うるさいな、しょーがないだろ、忍足のは馴染んじゃってるんだから」
ぷっとふくれて、はもうさっさと気持ちいいことをしてしまおうと
滝を引き寄せる。
「忍足、もっと奥、ちょーだい」
衝撃をやりすごしたらしい忍足に、はさらっとねだった。
「はいはい」
「言いなりかよ忍足……まて、俺も参加させろ」
体勢を整えようとした忍足に跡部が待ったをかける。
「え、跡部が入れんの?」
が、きょとんとした顔で問うのを、フンと鼻で笑って跡部は、
「せっかくシャワー浴びたのに、汚れるよーなこたぁしねぇよ」
忍足が入ったままのの脚に手をかけ、そのまま器用にぐりんと仰向けにひっくり返した。
「うぁっ」
「っ……! 何すんねん跡部!」
いきなりのことに、と忍足はそろってうめくハメになり、じっとりと跡部をにらみつける。
「うつぶせじゃあ、ココはいじりにくいんだよ」
にやりと笑う跡部が言いながらつついたのは、ぷつんととがったの乳首。
「うぇ……、や、そこいらないっ! やめて跡部、俺死んじゃう」
「ああん? 今さら何言ってんだ。大好きだろーが乳首」
「だからいらないんだってばっっんぁっ」
「いいからさっさと滝の銜えろよ。んでお前は俺様の舌技に酔いな」
「あ、あとでおぼえてろよっ」
「もう忘れた。滝、さっさとこいつの口塞げ」
「うー」
うなりつつ、跡部のばかーとつぶやいて、滝に向けるのは涙目だ。
「、大丈夫?」
「……じょーぶくない。けどもういい。滝、口にちょーだい」
「にちょうだいって言われると萌えるね」
「ん? んふー、ふぁ」
「しゃべれてないよ」
滝が笑いながらの髪を梳くが、当のはもうそれどころではない。
「んんっ! んぅー」
跡部は本格的に舌を使い始め、忍足もゆっくりと動き出す。
乳首の弱いには、跡部の舌技は毒でしかないというのに、跡部は大変容赦がない。
にたりと張り付いた笑顔はキチクそのものである。
と、そこへ。
「俺も、お返ししてやろーか」
にじり寄ってきたのは宍戸。
お返しとやらには、きっとにヤられた1回の他に、その他もろもろされたことへの
うっぷんがあるんだろう。目がマジだ。
ひっ、との喉が音を立てる。
空いているところといったらあと1か所。
いくら気持ちいいことが好きといっても、ここまでヤったあとではそんなに強い快感はいらない。
「んー、んぅーっ」
滝のもので口を塞がれていなければ、殺す気かと叫んでいただろうけれども、
今のにそれは叶わない。
焦るを、しかし誰も解放してはくれず、にじり寄る宍戸はついに、半勃ちでふるふると
揺れるのそれを手に取り、にや、と笑うと、何ののためらいもなく口へ含んだ。
「ふ、ぅ……んーっ」
びくりとの腰が跳ねる。
もう出るものなどないだろう場所を強く吸われ、腰をよじって逃がそうとすれば、
今度は忍足のものが内部をきつく抉った。
「あーあ、、そんなに動いたらあかんて」
つかれてしまうで、と忍足がなだめるようにの尻を撫でる。
「ん、ふぅっ」
それにすら感じでしまって、はもう何をどうしようもない。
「忍足、あんま動くな、近ぇ」
が身もだえていると、宍戸が口を離し、手でそこをいじりながら忍足に文句をつける。
そんな時くらい、手を離して会話に集中してくれとはもうろうとする意識の中で思った。
「俺はそんな動いてへんよ」
「じゃあもっと腰引け。お前の陰毛まで食いそーだ」
「そーゆーんを横暴って言うんよ、りょーちゃん」
「亮ちゃん言うな」
「しゃーないやろ、が奥までってご所望なんやから」
「そのうち壊れんぜ? こいつ」
「壊さへんよ。大事な俺の姫さんやもん」
「もんとか言うな気色わりぃ、っと……」
会話は、痙攣するように跳ねたの腰に遮られ、2人は何事かとを見やる。
「んー、んっ……ぁふ、ぁ」
視線の先には跡部に乳首を舐められる。
それにプラスして跡部の空いた手が、ゆっくりと腹から胸にかけて撫でまわしている。
「何やの……まさか、撫でられるだけでこれか?」
「うわー、エロ」
そしてどんなに苦しそうに喘ぎながらも、滝のものから口を離そうとしないに
思わず小さく拍手を送りたくなる2人である。
が、拍手を送る前に滝がの髪をやさしく梳きながら
「でも、そろそろ疲れてきてるみたいだから、寝かせたげないとね」
このままじゃ本当に壊れちゃうよと苦笑する。
はといえば、もうこのときには滝の声など聞こえてはおらず、ただひたすら
すさまじい体感の中にいた。
全身が、身体の内も外も、本当に身体の全部が、ぐちゃぐちゃにされていく感覚。
何か大きなものに飲み込まれ、舐めまわされてでもいるかのような気になってしまい、
目を開ければやさしい目で自分を見ている滝を見つけるし、体内にある馴染んだ感触は
忍足のものにほかならないとわかってはいるのに、何が現実か、もうわからない。
「んー、ふっ、ぅあー、ぅーっ」
体感のすべてを快のそれに染められながらしばらく弄りぬかれ、は、ようやくの絶頂を迎えた。
宍戸の銜えたそれからは、何も出はしなかったが、口と尻にはあたたかい何かを感じる。
叩きつけられた頂点から、ふわりと落ちるような感覚とともに、は意識を手放した。
※ ※ ※
「ん……ん?」
「おー、、おはよー」
目を覚ましたの目の前にいたのは岳人。
「ゆーしーっ、起きたべさー」
どこか別の部屋にいるらしい忍足を大声で呼ぶ岳人は、もうすっかり元気だ。
「りょーかい、おおきに岳人」
少し遠くで答える声がする。
は身を起こすと、きょときょとと周囲に目をやった。
「あれ? みんなは?」
「ん? 跡部と宍戸はテニスしてるぜ? ジローはどっかで寝てんだろーけど」
「げ、げんきだなー……」
「今日は2年連中も合流すっから、はりきってんだろ」
2年連中とは言わずとしれて、日吉・鳳・樺地である。
当然いちばんはりきってしまうのは、後輩LOVEの“宍戸さん”だ。
俺も打ちに言ってくる、と言って岳人はラケットを持って出て行った。
そんな岳人を見送って、
「あー、腰だる」
とんとんと、じじいよろしく曲げた腰を叩き、よっこいせと声をかけてはベッドを降りた。
「ごわごわするけど……立てるだけマシか」
「なんや、元気そうやな」
岳人と入れ替わるように入ってきた忍足の手にはバスローブ。
「あ、おはよー忍足」
「おはよーさん。今日は立てへんかと思っとったのに」
「立てただけ。歩けるとは思うけど、動くのは億劫」
忍足からバスローブを受け取って羽織りながらはだるく息をつく。
「風呂にお湯張ったから入り。拭いただけやし、気持ち悪いやろ」
「んー、お言葉に甘えます。甘えついでに連れてってくれるとうれしい」
「姫抱きで?」
「や、そこまで求めてない」
「なんやつまらん」
「おしたりくぅん、おんぶしてー」
「すまん、それキモいわ」
「自分でも思った。やり直し。忍足、おんぶして」
「どーせやり直すなら、もう一声」
「えー」
「えー、でなくて」
「……侑士、おんぶして」
「了解。ほな、行こか」
満足そうに笑う忍足は、ひょいとを背負って、すたすたと歩き出す。
「そーいや、ちょた達って何時に来るの?」
「さあ、聞いてへんけど……昼前には来るんちゃう?」
「ふーん」
「何やの、ふーんて」
「いや……じゃあ今夜は、ちょた達も誘ってみんなでしよー」
「待てぃ。ヘロヘロのくせして何言うてんねん」
「えー」
「ていうか、純粋な子らを巻き込んだらあかんやろ」
「ぶー」
「ぶーたれんな。かいらしいだけや」
バスルームにつくと、忍足はすとんとをおろし、さっさと入れと促した。
「滝がメシ作ってくれとるから、冷める前に上がってきい」
「はぁい」
「あ、それから」
「ん?」
「跡部が、宿賃代わりにこのあと1試合付き合え言うてたで」
「えええええ、キチクアトベー!」
「くくっ、まあがんばり」
さっきのアホな発言は告げ口せんとくよと笑い、忍足はぱたんとバスルームのドアを閉めた。
外から、宍戸さーん、とうれしそうなわんこの声がして、宍戸の何事か答える声が聞こえる。
「きたか」
怠惰な快楽の時間はここで終わり。
あとはいつも通り、“健全な”中学生の時間である。
「ってまあ、これ以上ライバル増やしたないだけやねんけどな」
割り切って遊べる奴らなら良い。
けれど、あの後輩連中は、きっとの無邪気な毒牙にやられてしまうから。
「今日はしっかり運動して、さっさと寝てもらうで」
ドアの内側に言い聞かせるように独り言をつぶやき、歩き出す忍足を、
ざぱんと、が湯船に沈む音が追いかけた。
直後、風呂から聞こえてきたのんきな歌が、某おさかな映画のぽにょぽにょ繰り返すそれだったことに
ふき出した忍足の笑い声は外まで響き、今度はテニスコートにいた跡部が、うるせぇ変態
と怒鳴る声が響く。
その声を聞きながらは、湯船の中、今日も1日平和だな、とつぶやいて、くつくつと笑っていた。
〜End〜
あとがき
落とし所がわからなくなり、なんだかとても長くなりました。
忍足は、主人公が好きです。愛です。でも片思い。
跡部は、主人公が好きですが、忍足にはかなわないと思ってます。
滝は、幼馴染か従兄弟という位置。主人公が大事です。家族的愛情。
宍戸は、多分誰かにつられてるだけ。
岳人と滋郎は楽しいから参加。滋郎は特に、あっけらかんと。
岳人の場合はもしかするとほんのり片思いとかあるかもしれません。
忍足とか主人公に。
でも主人公はそんなこと何も気にしてない。
気づいてても気にしてない。
滋郎と似たような感覚。
貞操観念低すぎ。
こんな話、だれが納得して読むんだろうと思いつつ、書いてしまってのでアップ。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
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