日曜日。
今日は めずらしく 部活が休みで。
ゆっくり寝ていようと 思っていたのに…。
身体が重い。否、身体の上に 重いものが乗っている。
「………………」
「おはよう 侑士。もう8時だよ?」
にーっこりと笑って 自分を見下ろす。
「朝っぱらから 何やの…?」
昨夜は を部屋に泊めた覚えはない。
と、いうことは、朝も早くから訪ねて来たのだろうが…
何でまた 押さえ込まれる形で 目を覚ますことになるのか。
「何って…寝込みを襲おうと思って。」
例によって 笑顔で告げられる。
(あー…あかん。本気で眩暈が…)
朝っぱらから ヤりに来たと言われて 平然としていられる方がおかしい。
「と、言うわけで、ヤろう。侑士。」
おいおい…。
※ ※ ※
「ん…ふ…っ」
自身のソレを 口に含むを、忍足は 半分呆れて 見つめる。
(ったく…こいつは…)
一体何だというのか、この恋人は。
隙あらば 自分を襲おうとしてくる割には 別に攻めたいわけではないと言う。
(もう少し、普通に 誘えへんのか…。)
しかし まぁ、何と言っても 忍足も健全な 思春期盛りの男子。
ヤること自体には 異論はないわけで、
「。」
「ん?」
名前を呼ばれて 顔を上げたの肩に手をかけ、ぐい と押した。
「えっ ちょっ うわっ」
どさ、と 倒れ込むに圧し掛かった忍足は、
「せっかく乗ってもろたんやけどなぁ、俺、乗る方が好きやねん。」
笑顔で告げると、
「楽しませてな、。」
「なっ ゆう…ぅんっ」
の口を、自分のそれで塞ぎ、下腹部に手を這わせた。
※ ※ ※
「また やられた…」
シャワーを浴びて 身支度を整えていると、
半裸のままベッドにへばっているが ぼやいた。
「何やの?最近やけに 積極的やん?」
「え…いや…あの……」
「何かあるん?」
「えーと…」
明らかに何かを隠しているだろう態度。
「何?、俺に隠し事してるん?」
キラリと 眼鏡を光らせて、にっこりと笑う忍足。
ただし その目は笑っていない。
(やばい…)
は 咄嗟に逃げようとしたが、
「逃がさへんで。なぁ、、話してくれるな?」
容易く ベッドに縫いとめられ、
「ええ子やから、話そうな。」
忍足の 黒い笑顔に 見下ろされる。
それでも、話すわけにはいかないと、黙っていると。
「ほな、話したくなるように したろ。」
「うげっ」
「2R目やから、結構 もつかもしれんなぁ…」
不吉なことを言いながら、忍足は着かけていたYシャツのボタンを外し始める。
「せやけど、さっさと 話してしまった方が、ええんとちゃう?」
黒い笑みが 深くなった。
※ ※ ※
「だって、テニス部の奴らが、セックスの時 主導権を握れないなんて 有り得ねぇって言うから…」
「は…?主導権て…そら、女の子相手にしたら そやろけど…」
「え…、あいつら 彼氏持ちだよ?」
「はぁ?!」
「鳳と宍戸は 恋人同士だってば。」
「な…に…?」
くたくたになった が 白状したのは そんな内容で。
翌日。
「跡部、岳人、宍戸、鳳。ちょぉ お話したいんやけど。」
笑顔の忍足が、
「あん?」
「げっ 侑士…」
「………」
「あ…あはは…」
元凶4人に 詰め寄っている姿が 目撃された。
〜End〜
あとがき
続き 書いてしまいました。誘い受、返り討ち。(これがサブタイではない・笑)
さらに続けようとか 考えたりもしたんですが、一応ここで終わりです。
あー…鬼畜 忍足…すっごく書き易かった!!大好きっス(笑。
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